2023.12.18 ジェントリーのスーツを
アダルトオリエンテッドスーツと称したワケ
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前回お話をさせていただきましたアダルトオリエンテッドスーツについて、もう少し詳しくお話をさせてください。まず、アダルトオリエンテッドスーツとは、アダルトオリエンテッドロック(AOR)という音楽のジャンルからヒントを得て、粋な大人の男性をイメージして名付けました。ただ、今まではヴィンテージスーツと呼んでいたので、なぜ急に?と疑問に思われる方も多いことでしょう。今回はその辺りについて、私の想いをお話しさせてください。

皆さんはヴィンテージと聞くと何を思い浮かべるでしょうか? ヴィンテージデニムやヴインテージカー、ヴィンテージ家具など、恐らく、ヴィンテージスーツが最初に出てくる方は少ないはずです。つまり現在のマーケットではヴィンテージスーツが成熟しておらず、皆さんにとっても馴染みにくい言葉ではないかと思ったのです。逆にヴィンテージという言葉は浸透しており、昔のものというイメージが強すぎる気がするので、ジェントリーのスーツに当てはめることに少し違和感もありました。

 

もう一つは、現在のスーツ業界に一石を投じることができたら、と思ったからです。現在のスーツ業界はビジネススーツがほとんど。ジェントリーのスーツは完全に差別化をするべきだと思いました。そのために、言葉としての目新しさも必要だと思ったのです。アダルトオリエンテッドスーツは、ジェントリーがご提供するスーツを表しつつ、目を引く言葉であるような気がしています。

それと、昨今のスーツ業界はお洒落というものを押し売りしているように感じてしまいます。世の中にお洒落な人を増やしたい、お洒落で世の中に貢献したいというような理念があると、私は違和感を覚えます。最低限のルールは必要だと思いますが、それよりもファッションは楽しむもの。自己満足でいいのではないでしょうか。

 

そういう意味でもアダルトオリエンテッドスーツとすることで、単なるオーダースーツではなく特別なもの。極端に言えばジェントリーのお客様がステータスに感じられるスーツでありたいと思います。自由に着こなせるけど、実は希少価値があって、誰かに聞かれたらちょっと自慢ができる笑。

そんなスーツをご提供すべく、新たなネーミングをさせていただきました。

顧客様限定でのシークレットフェアや他店では扱えないブランドなど、皆さまが満足いただける商品を揃えておりますので、お気軽にお問い合わせください。